No.20 『こどもはっち』 ボランティア   

東日本大震災から20日が経過しました。

被災地では、これから長期にわたる本格的な復興が始まろうとしています。

仮設住宅の建設や、避難所の統廃合など少しずつ進んでいるそうですが、一方で、

福島第1原発事故も重なり先の見えない不安の日々が続いています。

 

震災直後より、『自分にできることはなにか・・』

さまざまな支援の方法があるなか、

助産師の立場で母乳育児支援をすることが、わたしの使命。

微力ながら、先日ご紹介した施設 『こどもはっち』 にて母乳育児相談ボランティアを

開始しました。

 

毎週月曜日 / ①11:00 ~ 12:00  ②13:00 ~ 14:00

 

前回記事でもご紹介しましたが、お母さん方は多くの悩みを抱えていました。

初日には、宮城県で被災されたお母さんがいらっしゃいました。

現在は八戸市の実家に避難されているとのこと。

生後4か月と、4歳のお子さんを抱えながらも、2日間口にできたものは

スナック菓子のみ。

その間もひたすらおっぱいを飲ませていたそうです。乳頭亀裂と痛みの相談でした。

そこで、亀裂部分を避けた授乳の姿勢と、含ませ方の修正をお伝えし、

様子をみてもらうことに。

数日後、当院の母乳外来を受診された時、少し楽になったとのご報告を受けました。

                                     写真は、その際のお母さんと赤ちゃん

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              ポジショニング&ラッチオンに気をつけて授乳されています。

                            (2010年1月25日の記事をご参照ください)

 

           赤ちゃんは月齢が進むにつれ、周りのことが気になり始めます。

           お母さんの気持ちも敏感に感じ取りますね。

           落ち着いて授乳できないと、浅飲みや遊び飲みをするかもしれません。

          その結果、乳頭トラブルが起こりやすいですので、気をつけてください。

 

                とみもと小児科クリニック 母乳育児支援外来

               Takako Furukawa (^0_0^)

 

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