No.42 WS:『家族への支援』
3月9日・10日、日本母乳の会主催のWS(ワークショップ)に参加しました。
全国から母乳育児支援に関わる医療従事者が集まり、それぞれの専門分野、経験、知識、価値観などを活用して、課題解決に向けた作業を5時間かけて行うというグループ対話型研修会で、私のテーマは『家族への支援』。
実際に、産科退院後の「母乳不足感」への対応や、夜間の授乳、児の泣き、上の子の世話、疲労感、補完食の進め方、喫煙などの相談を受けることがあり、家族に対しても何らかの支援が必要であると考えていました。
初めて母乳育児を行う母親は、漠然としたイメージしか湧かないかもしれません。退院後に誰にどのような支援を受けられるのか、妊娠中から家族と話し合えるように情報提供を行い、また、直接家族にアプローチしていくような支援も必要だと考えています。妊娠中においては出産施設で対応しますが、小児科でもプレネイタルビジットや、上の子が受診する際に母親から相談を受けることもあり、小児科の利便性を活かした支援の充実を図っていきたいと思っています。
院内報告会の様子です
ライティングシート11枚
WS作業が時間内に終了し、熱海の温泉に入ることができてよかった
とみもと小児科クリニック TAKAKO FURUKAWA