No.52 『受講者参加型のクラス』

 

8月末に、都内の保健所で開催された離乳食講習会におばあちゃんとして参加してきました。

対象者は、月齢6か月児と保護者。

内容は、「7~8か月ごろの離乳食」の進め方で、調理技術・試食、そしてQ&Aでした。

栄養士さんは、約30組の親子に向けてマイクを使い、ぐずりはじめた子ども、動き回る子どもの服を掴みながらメモをとっているお母さんの姿がありました。

 

当院では、「卒乳レクチャー」は親子同伴です。

 最初の20分間が勝負所で、自己紹介で受講者のニーズを掴み、できるだけお母さん方に話をしてもらうようにしています。

クラス運営で私が大切にしている5つのポイント

①    主役は受講者➩「何を求めているか」に応え、母親自身の力を信じる

②    受講者同士の力➩ 経験・知識・考え・感情などを共有し、マンパワーを引き出す

③    意識や行動の変化に結びつくような学習➩ 実用的な情報を共有できる

④    記憶に残る➩ 「知恵」として問題解決に役立つ

⑤    自分を見つめる場➩ 考える時間を持つことで気づくことも

 

1人運営は反省も多いのですが、自分自身、気づきを得ることがあるので毎回楽しいです。

受講者の皆さんには、「きてよかった」「ためになりそう」と思っていただけるように、これからもクラス作りに励みたいと思っています。

 

 9月「卒乳レクチャー』 受講者の皆さん

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とみもと小児科クリニック母乳育児支援外来 TAKAKO  FURUKAWA

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