No.35 『母乳育児を始める前に知っておきたいこと』

今回は、マタニティさんに向けて書こうと思います。

最近、母乳育児が見直され長く続けようとするお母さんが増えてきました

日本小児科学会やWHOでは、生後6カ月までは母乳を、少なくとも12カ月までは補完食と併用し、その後は母子が望むかぎり母乳育児を続けることを推奨しています。それぞれの親子に合った心地よい授乳スタイルで母乳育児を続け、楽しい子育てができることを応援しています。

退院後の「母乳不足感」が母乳育児の継続を阻みます

足りているにもかかわらず、足りていないのではないかという不安や心配です。 以前、「マニュアルが必要!」と泣いたお母さんがいました。困ったときに正しく判断できる情報は必要です。しかし、その通りにならないと、別の不安に変わることもあります。出産準備クラスでは、母乳の利点だけでなく、母乳育児を困難にすることも一緒に学んでおくことが必要です。そして夫や家族と母乳育児について話し合っておくことも大切です。

 

妊娠中にもっと知りたかった母乳と育児についての情報

club 母乳の出るメカニズムについて

club 泣きぐずりが母乳不足かと思った

club 生まれてからこんな感じ、を知りたかった

club 赤ちゃんの習性についてもっと知っていたら不安が少なかったのでは

club 子どもの発達段階の目安になるものを知っておきたかった

「女性が求める妊娠・出産・産後のケアに関する調査」から (平成14年 戸田律子)

 

乳児健診時にお母さん方に同じような質問をしてみると、似た答えが返ってきます。

卒乳まで楽しい母乳育児ができるように、今からできることを始めてみませんか。

 

とみもと小児科クリニック母乳育児支援外来 TAKAKO FURUKAWA

 

 
  
  
  
  
  
  
  
  

  

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